【一度消えたら二度と出てこないイベント】
【目標】
次は、イベント後に消えて、マップを移動して戻ってみても消えたままのイベントを作ります。
例として、「話しかけると消え、そのまま復活しないニワトリ」を作ります。
話しかけると消えてしまい、別マップに移動して戻ってきても復活せず消えたまま、というイベントです。
※◆新しいイベントを作ってみたいも参考にしてください。
【1】
・まず◆イベント後に消え、マップを移動して戻ると復活しているイベントを参考に、
「話しかけると、徐々に消えて行くニワトリ」を作ってください。
【2】
このままだとマップを切り替えるとニワトリが復活します。完全に消えるようにするには、
「セルフ変数の操作」と「起動条件の設定」を行います。
【3】
まずは「セルフ変数の操作」をします。
「コマンド入力ウインドウ」を表示し、左側の項目から「3.変数操作」を選んでください。
とりあえず各項目の意味は放っておき、1,2の順でクリックしてください。
↓一部拡大図
【4】
以下のように入力されましたか?■変数操作: このEvのセルフ変数0 = 0 + 1が先に来るように注意してください。
逆の場合は、コマンドを右クリックすれば切り取りや貼り付けの操作ができます。
【5】
次に、「起動条件」の枠内のチェックボックスをクリックしてください。
ここにチェックが入った事で、このイベントは「『セルフ変数0』に入力された数値が、『0』の時のみ起動する」イベントになりました。
「起動」といっていますが、「イベントの存在条件」と捉えた方が分かりやすいと思います。
何のコッチャ、という方は「スイッチを一つセットした、オンならニワトリが存在し、オフになると消える」位に思っておいてください。
※「セルフ変数0」の語尾の「0」は、変数の種類を表している物で、変数に入力した数値とは違います。
【6】
ではテストしてみましょう。「セーブ(マップ全体)」、「テストプレイ」の順にクリックしてください。
【7】
話しかけるとニワトリが消え、マップを切り替えても消えたままになりましたか?
話しかける(決定キーを押す)事でイベントが実行され「セルフ変数0」の数値が「0」以外になった為、
イベント存在条件のスイッチがオフになりニワトリが消えました。
「消えない」「マップ切り替えで復活する」という場合は
コマンドの順番や、「セルフ変数0」の数値(起動条件が0、コマンドが1)等を見直して見てください。
これで完成です。お疲れ様でした。
「いや、ニワトリ消えるには消えたけど、ゆっくり消えないで、一瞬で消えたんだけど」
と思われた方、鋭いです。実は上記のイベントでは「セルフ変数0」をいじった時点でニワトリが完全に消えた為、
「イベントの一時消去」の処理は行われなかったのです。
といって、「イベントの一時消去」を先にすると、今度は変数操作が行われず、マップ切り替えの度にニワトリが復活します。
これを解決し「ニワトリをゆっくり、完全消去」する方法は勿論ありますが、
やや複雑になるので、※参考情報:ゆっくり完全消去+コモンイベントの初歩にまとめました。
上のリンク先でやる事は面倒なので、「ニワトリをゆっくり消したくて仕方が無い」という方のみチャレンジしてみてください。説明も省き気味です。
「ニワトリなんて初めから透明」という方、「リンク先を見たけど何やら分からん」という方は、無理せず飛ばしてください。
イベントの「セルフ変数の操作」は、より複雑な処理を実現する時に非常に良く使います。
「セルフ変数」や「起動条件」の詳しい話は、次項◆一度開いたら空きっぱなしの宝箱を参考にしてください。
また、すう氏の講座も参考になると思います。
<執筆者:斗米ナギ>
【←にフレームが表示されていない方はここをクリック】