【ゆっくり完全消去+コモンイベントの初歩】
【目標】
1.ニワトリを成仏させます。
2.ゆっくりイベントを消滅させる術を身に付ける。
3.「コモンイベント」について何となく分かった気になる。
【1】
とりあえず「Editor.exe」を起動して、「コモンイベントの設定」をクリックしてください。
(マップ選択の隣にあります)
【2】
「コモンイベントエディタ」が開いたら、左側の「コモンイベント一覧」より、「215:」を選択してください。
(開いてる番号ならどれでもいいのですが、後で分かりやすいように211番以降にした方がいいと思います。)
色々項目があって迷いますが、とりあえず下線を引いた所だけ気にしましょう。
【3】
まず名前を付けます。マップイベントでは名前を気にしない人も居たと思いますが、コモンイベントの場合キャラ画像等が無いので、
判別の為に名前は必ず付けましょう。今回は「ゆっくりイベント消す」にします。
ついでに隣の「起動条件」も確認しましょう。「呼び出しのみ」になっていると思います。こちらはそのままにして置いてください。
【4】
次にコマンドを入力します。ここはマップイベントと同じです。「H イベント制御」を選択、「キャラ動作指定」をクリックします。
新規ウインドウが出てきたと思います。項目がたくさんありますが、気にするのは下線等で強調した所だけです。
最初に左側の下線部が、「呼び出したイベント」になっている事を確認してください。
次に右側の下線、青数字の1番「不透明度の設定」に注目します。青丸で囲った部分に数値を入力してからクリックすると、
左側の青い四角で囲った部分に「不透明度設定 x」(xは入力した数値)と出るはずです。試しに「250」と入力してください。
次に、青数字の2番、「フレームだけウェイト」に注目します。同じように、今度は数値「2」を入力した後、クリックしてください。
左側に「ウェイト 2フレーム」と表示されましたか?
以下、同じように入力していき、↓画像のようにしてください。
最後に「OK」をクリックしてください。ついでに「イベントコマンド入力ウインドウ」の「完了までウェイト」もクリックして置きましょう。
↓画像のように表示されていればOKです。
「コモンイベントエディタ」の右下、「OK」をクリックして内容を保存し、イベントエディタを閉じましょう。
「不透明度設定」とは、キャラが透けるか否かを設定するものです。「255」なら透けない、「120」位なら半透明、「0」で見えなくなります。
徐々に数値を減らす事で、「ゆっくり消える」を表現します。
また、間にウェイトを挟んでいる意味ですが、ウディタに限らず今のパソコンの処理速度はマッハです。
ウェイトを挟まないと「ゆっくり消える」を表現できないという事です。
それと、「完了までウェイト」は何かという事ですが、バグらない為のおまじない位に思って置いてください。
【5】
これで「ゆっくり消えるイベント」自体は出来ましたが、「呼び出しのみ」のコモンイベントなので、マップイベントから呼び出す必要があります。
例によってニワトリ画像のイベントを作り、◆一度消えたら二度と出てこないイベントでやったように起動条件を設定してください。
次にイベントコマンドを入力します。
「I コモンイベント」を選択し、「コモン215:ゆっくり消える」を選んでイベントを挿入します。
復活阻止のため、「変数操作」も忘れずに。
【6】
最後にテストプレイで動作を確認してください。変数だけの時とは一味違う消え方だったと思います。
コモンイベントの中身をいじり、例えば不透明度の設定をより小刻みにする等すれば、また違った感じの消え方になります。
これで完成です。お疲れさまでした。
「なぜわざわざコモンイベントで作ったのか」と思われた方へ
実際に今回の処理を入力すれば御分かり頂けると思いますが、かなり面倒な作業でした。
これをマップイベントだけでやると、毎回入力する羽目になります。
一方、コモンイベントを利用すれば、マップイベントの側からは呼び出しと起動条件の操作だけ入力すれば済みます。
まあコピペでも良いんですが、コモンを作ってしまった方が簡単で、汎用性があると思います。
<執筆者:斗米ナギ>
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