【マップに入った時点で起動するイベント】


【目標】
 マップに入った瞬間に、自動的に起動するイベントを作ります。
 
 ここでは、サンプルマップBに入ると
 「ここは、サンプルマップBです」とメッセージを表示するイベントを作ります。
 
 
 こんな感じ。


【1】
 1.マップを「サンプルマップB」に切り替えます。
   
   ・マップ選択ボタンを押します。
   ・現れた「マップ選択」ウィンドウから
    「サンプルマップB」を選択。
   
     
 2.適当な場所にイベントを新しく作成します。
 
   ・マップ上のイベントを新しく作りたいことろを
    ダブルクリックします。
   ・もしくは、作りたいところで
    右クリック→「イベント作成/編集」を選択。

【2】

 ・グラフィックは今回は設定しません。
 
 ・起動条件を「自動実行」にします。
 

  「自動実行」が今回の要点です。
 
  「自動実行」というのは、
  マップに入ったときに
  自動で起動するイベントのことです。
  
  ※ 詳細はこの頁の【余談】に
    記しておきましたので、
    そちらをご参照ください。
  
 

【3】
 続いてイベントの内容を設定していきます。

 イベントウィンドウの右下にある
 「■コマンドウィンドウ表示■」を
 クリックしてください。

【4】
 ・「イベントコマンドの挿入」ウィンドウ
  出てくるので、上部タブにある
  「文章の表示」を選択して下さい。

 ・文章入力欄
  『ここは、サンプルマップBです』
  と入力します。

 ・入力できたら「入力」ボタンをクリック。
 

 ※ 続けて別のコマンドを入力するので
    ウィンドウは閉じないでくださいね。
 

【5】
 ・続いて、上部タブを
  「その他1」に切り替えます。
 
 ・下の方にある
  「イベントの一時消去」を選択。

 ・対象は「このイベント」にして、
  フェードは[0]を入力します。

 ・設定できたら「入力」ボタンをクリック。 


 ここで設定したコマンドは、イベントを
 一時的に消去するコマンドです。
 これをしてやらないと、延々と
 メッセージが表示されてしまいます。

 入力するコマンドは以上です。
 ウィンドウを閉じましょう。

【6】
 確認します。
 イベントコマンド表示欄は……  

 ■文章:ここは、サンプルマップBです
 ■イベントの一時消去:このEv(0フレーム)
 ■
 
 このようになっているでしょうか。
 
 
 では、テストプレイに移ります。
 
 「セーブ(マップ全体)」をクリックした後、
 「テストプレイ」をクリックしてください。

【7】
 ・オープニングのデモが終わったら
  ずっと上に進み、
  サンプルマップBに移動します。
  
 ・移動すると即座に
  「ここは、サンプルマップBです」
  と1度だけ表示されたと思います。
  
 ・一旦前のマップに戻って
  再度サンプルマップBに移動してくると、
  同じように表示されるはずです。
     

  これで完成となります。
  お疲れ様でした。
  


【うまくいかない人】
 
 ・メッセージが表示されない!
  →起動条件が「自動実行」になっているか、確認してください。
  
 ・メッセージが何度も表示されて動けない!
  →■イベントの一時消去:このEv(0フレーム)
   というコマンドが正しく入力されているか確認してください。
   イベントの一時消去を行わないと何度も繰りかえしてしまいます。



【余談】自動実行イベントの詳細
 
 自動実行イベントとは、設置されたマップに主人公が入ったときに、自動的にはじまるイベントのことです。
 
 「演出」のために使われることが多いようです。
 たとえば、洞窟に入るなり悲鳴が聞こえる、とか、ボスの間でのやり取りとか…。
 
 気をつけなければいけないのは……  
 ・実行中は主人公の操作ができません。また、他のイベントも起動できません。
 
 ・自動実行のイベントは条件を満たす限り、繰り返し続けます
  そのため、イベントが終わり次第、イベントを消してやる必要があります。
  基本的には以下の方法が考えられます。
  
  1:「イベントの一時消去」で消す
    今回作ったイベントと同様に、一旦マップを出てから戻ってくると、再度表示されます。
  
  2:変数とイベント起動条件を使って、イベントを完全に消去する
  セルフ変数などを使うことでイベントページを切り替えて、起動しないようにすることで
  一旦マップから出て戻ってきても、実行されないイベントになります。
  →関連:◆一度消えたら二度と出てこないイベント     



<執筆者:ミケ

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