【[P] プロ版のシステム変数/文字列一覧】

 以下はプロ版でのみ指定可能なシステム変数・システム文字列です。

 ・[P] システム変数一覧
 ・[P] システム文字列一覧
 


[ [P] システム変数一覧 ]

Sys139:[P]ズームアウト時マップ拡張表示 1:ON  [Ver3.00で実装]
  「エフェクト」でマップをズームアウトしたとき、通常だと「元画面外のマップは表示されず黒塗りになる」のですが、
  この値を「1」にするとズームアウトした分だけ「もっと広範囲までマップ表示」されるようになります。
  ただし、表示されるのはおそらく最大で縦横100〜150マス分くらいまでですし、そこまで表示すると負荷が非常に大きくなります。
  プロ版のGame.exeで起動した場合、この値はデフォルトで「1」になっています。

 ※特性上、ループ有りのマップでこの機能を使用すると、マップイベントの挙動が不安定になる場合がございます。
  たとえば小さいマップをループさせてズームアウトした場合、向こう側にも同じマップが出ているとマップイベントが片方にしか出なくなったり、あるいは近くにイベントがいても表示されなくなるなど表示が不安定になります。

 
Sys139が「0」の場合

Sys139が「1」の場合




Sys141:[P]システム言語[日本語:0/英語:1] [Ver3.00で実装]
  エラー時の文章を日本語・英語で切り替えられます。多言語対応用に用意されています。



Sys148:[P]次起動ウィンドウ拡大率[0.1%] [Ver3.300で実装]
  次回起動時の初期ウィンドウサイズを0.1%単位で変更できます。
 値を「0」以下にすると「ゲーム基本設定Pro」で指定した「デフォルトのウィンドウ拡大率」で表示されます。
 → 「F12やタイトルに戻る、ロードする」などではこの変更は機能しません。
    このウィンドウ拡大率が作用するのは「EXEからゲームを起動した場合」のみです。



[ [P] システム文字列一覧 ]

SysS 57:[P]クリップボード内容 [Ver3.00で実装]
 クリップボード(Windowsで「コピー」を選んだときに一時的に格納されるデータ)の内容の読み取り、ないし書き込みが可能です。
 クリップボードへの「書き込み」を使えば、クリップボード監視機能がある
 読み上げソフトなどにテキストを読ませたりすることも可能でしょう。

 なお「読み込み時」にはプレイヤー側が意図せずクリップボードの内容を渡してしまう場合もあるため、
 セキュリティの観点から以下の2つの制約をかけています。

1. クリップボードの内容がゲーム開始時点のまま変化がなかった場合は、
 「<<StartClipBoard>>」という文字列が返されます。

 (「ゲーム開始時のクリップボード内容と同じ内容を何度もコピーした場合」も変化がない扱いになるので、
  プレイヤー側にクリップボード読み込み経由でのデータ入力をさせたい場合などは、
  いったんSysS57に空の文字列を代入してからコピーをうながすなどしてください)


2.「ゲーム開始後、最初にクリップボードを読み込み」しようとしたタイミングで、
 「ゲーム側がクリップボード情報を要求しています。クリップボード情報を送信しても問題ありませんか?
 と確認するメッセージボックスが表示されます。
 「いいえ」が選ばれると、SysS57は以降ずっと「<<AccessDenied>>」という文字列を返します。
 ※この確認メッセージボックスの表示中、ゲームは完全に停止します。
 ※この確認メッセージボックスはテストプレイ時には表示されません
 ※この確認メッセージボックスは「1起動あたり1回」しか出ません。一度メッセージボックスが出た後は、
   F12キーなどでタイトルに戻っても最初に選んだ「はい」「いいえ」の状態がそのまま維持されます。



SysS60:[P]タイトルバー上書き [Ver3.00で実装]
 タイトルバーに表示される内容を指定文字列で上書きできます。
 <TITLE>、<TITLE_PLUS>、<SOFT>タグを入れると自動的に変換されます(Ver3.166以降)。
  <TITLE>:タイトルの「メイン」部
  <TITLE_PLUS>:タイトルの「追記」部
  <SOFT>:ソフトウェアモード時だけ「【ソフトウェア】」という表示になります。そうでなければ何も表記されません。


SysS62:[P]基本フォント上書き [Ver3.00で実装]
SysS63:[P]サブ1フォント上書き [Ver3.00で実装]
SysS64:[P]サブ2フォント上書き
 [Ver3.00で実装]
SysS65:[P]サブ3フォント上書き
 [Ver3.00で実装]
 各フォントをゲーム中に切り替えられます。
 1ゲームデータ内で多言語対応をする場合に備えて用意されています。
 入力したフォントが受け付けられなかった場合は「<<NotFound>>」が格納されます。
 (一部の日本語フォント名だとはじかれるケースが確認されています。英語版のフォント名の方が受け付けられやすいようです)


SysS67:[P]キーボード入力用フォント [Ver3.00で実装]
 「文字列操作」の「キーボード入力」時の文字として使われるフォントを切り替えられます。
 入力したフォントが受け付けられなかった場合は「<<NotFound>>」が格納されます。


SysS74:[P]次起動Basicデータフォルダ [Ver3.34で実装]
 次回のGame起動時のみ、「基本データフォルダ」として「BasicData」フォルダの代わりに「SysS74に指定したフォルダ」を使って起動します。ゲーム基本設定、コモンイベント、各種データベース、タイル設定はそのフォルダから読み込まれます。

→【例】たとえばSysS74に「SecondBasicData」を格納してゲーム終了すると、次に起動する際は「BasicData」フォルダの代わりに「SecondBasicData」フォルダを「基本データフォルダ」としてゲームが実行されます。

→ SysS74に指定した内容はGame.iniに保存、読込されます。

→ これは言語切り替えを想定した処理です。たとえばゲーム内で言語を「英語」に切り替えたときにSysS74を変更して再起動して「BasicData_EN」(英語版のデータが入ったBasicDataフォルダ)を読ませる、といったことが可能です。