データベース 【可変データベース】
(サンプルゲーム・可変データベース)
・可変データベースの使い方
キャラクターのステータスや戦闘中の敵味方の状態(HP)など、ゲーム中に変化する情報を保存するためのデータベースで、ゲーム中に書き換えが可能です。基本的には、ツール利用者がゼロから作成します。
なお可変データベースに入力されている値は、ゲーム開始時の値として使用されます。
可変データベースへのデータの書き込みは、イベントコマンドの「変数操作」や「DB操作」から行うことができます。読み込みは、イベントコマンドの「DB操作」で行ってください。
【ゲームを更新する場合の、可変データベース拡張時の重要な話】
ゲームのバージョンアップ(更新)によって、可変データベースに新たに「タイプを追加」したくなったり、「項目を変更」したくなったりすることがあるでしょう。
その場合は、必ず
「新しい【タイプ】は、タイプの【最後尾】に追加」
「新しい【項目】は、項目の【最後尾】に追加」
するようにしてください。
新たなタイプが途中に挟まったり、新たな項目がこれまであった項目の間に挟まったりした場合、過去バージョンのセーブデータを正しく引き継ぐことができなくなってしまいます。
【例】 過去バージョンのゲームのセーブデータを維持できる「項目」の増やし方
例えば古いゲームデータのタイプ0の可変DB項目が、
●項目0:名前(文字) / 項目1:HP(数)/ 項目2:MP(数)
だったとします。
もし新しいバージョンのゲームでタイプ0に「異名」という項目を新たに追加する場合、入れる場所によっては、古いバージョンのセーブデータを読み込んだときの挙動が以下のように変化します。
× 項目0:名前(文字) / 項目1:異名(文字) / 項目2:HP(数) / 項目3:MP(数)
→ 項目0と1の間に新たに「異名」項目を増やしてしまったので、新しいバージョンのゲームで古いセーブデータを読み込むとエラーが出る。
○ 項目0:名前(文字) / 項目1:HP(数) / 項目2:MP(数) / 項目3:異名(文字)
→最後に「異名」項目を足したので、新しいゲーム内でも古いセーブデータが正常に読み込み可。ただし「異名」は空の文字列なので注意。