【◆ウディタで使うと鳴らないMIDIがある】

   [MIDI素材の音が鳴らない]

【目標】
 一部または全部の音の鳴らないMIDIファイルの音が出る状態にします。
 
 サンプルとして通常の音楽再生ソフトでは普通に再生され、
 ウディタではメロディが鳴らなくなるMIDIを用意しましたので、動作確認用にお使いください。
 
 sample.mid(右クリック→対象をファイルに保存)
 
 ※注意※
 状況によってはMIDI素材自体を改変することになります。
 ダウンロード先の素材利用規約を必ず読み、トラブルが起こらないようくれぐれも気をつけてください。


【1】
 ※この作業は予想外の音が出る可能性があるため、
 ヘッドホン等は外してスピーカーで音を聴くことをおすすめします。
 
 まず始めに音の環境を確認します。
 デスクトップの通知領域(右下の部分)から音量を右クリック、
 ボリュームコントロールを開きます。
 
 各項目を確認し、ボリュームが0になって無いか、
 「入力モニタ」以外のミュートのチェックが外されているかを確認します。
 
 この状態で一度MIDI素材の音を聴きます。
 自分で使っている音楽再生ソフト(Windows Media Playerなど)で
 聴いたときと比べて抜けている音がある場合はウディタで
 対応していない音色を使った素材なので、【2】に進みます。




【2】
 ウディタ側で抜けている音は素材の中身を
 変更することで応急処置ができます。
 これは素材の改変になりますので、
 MIDI編集のためのソフトが必要になります。
 
 面倒な設定の不要なものとして以下のものがありますので、
 今回はこのソフトを説明のために利用し、
 音がきちんと再生されるように素材を改変します。
 
 Cherry MIDIシーケンサ
 http://www.vector.co.jp/soft/win95/art/se071842.html
 (Vector)
 
 ダウンロードと解凍を行い、
 フォルダを整えたらcherry.exeを起動してください。
 
 各ウィンドウの解説
 メインウィンドウ:ファイルの保存、ソフトの設定、曲の再生等
 Track Listウィンドウ:曲全体の情報を表示するウィンドウ
 Track#1〜ウィンドウ:各パートの編集をするウィンドウ


【3】
 「ファイル」より「開く」を選択し、
 編集したいMIDIファイルを読み込みます
 読み込みが終わると「Track List」ウィンドウに
 赤い線で音のデータが表示されるので確認します。
 (サンプルの場合はCH2、CH3、CH4、CH10のパートに
 音の情報が入っています)


【4】
 楽器の情報を確認していきます。
 Track#1〜ウィンドウを表示し、左上のボックスから
 音の情報が入っているパートであるCH2を選択します。
 
 すると、その下にデータが出ますので、
 その中から「Program」を探し、ダブルクリックします。



【5】 すると、右図のような音色を選択する画面が出るので、
MAPの番号を"000"番、BANKの番号を"000"番に設定します。
設定し終わったらOKを押します。(PC#はそのまま)
これで、このパート(CH2)はウディタで使える音色になりました


【6】 どの音色のパートが鳴っていないかがわかればそこだけを直せば良いのですが(sampleはCH2のみ)
わからなければ打楽器パート(CH10)以外の全部のパートで【4】〜【5】を繰り返します。
(sampleの場合はCH2、CH3、CH4の3つに対して設定)

あとはウディタ上で鳴り方を確認して終了です。


<執筆者:ユノ> 


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