【データベース】
(サンプルゲーム・可変データベース)
・データベース(DB)とは?
DBは、タイプ内容として「変数」か「文字列」のどちらかを入力できるボックスを最大100個並べて構成することが可能な「データの入れ物」です。各々の項目には名前を付けることができます。
・各部の説明
- 「タイプ数の設定」ボタン
データベースの最大タイプ数を変更します。
- 「タイプの内容設定」ボタン
データベースのタイプの項目を設定します。
- 「データ数の設定」ボタン
現在選択されているタイプのデータ数を変更します。
- 「ページ1~5」ボタン
項目のページ数を変更します、1ページあたり同時に20項目確認できます。
- 下部の 「ファイルの出力」「ファイル読込」 欄
タイプ設定やデータをファイルに保存したり、保存したそれらのファイルを読み込む機能です。
・ドラッグ&ドロップ
ファイルの出力で出力したデータベース用のタイプ・データファイルをウィンドウにドラッグ&ドロップすると、
そのファイルを読み込むことができます。
(読み込む内容は出力されたファイルの種類によります)
・ショートカットキー
Tab ・ Shift+Tab:DBの項目を移動
Ctrl+↑↓:DBのデータ位置を上下移動
Ctrl+Alt+↑↓:DBのタイプ位置を上下移動
Ctrl+S:DBを保存
Ctrl+R:直前のタイプ番号へ戻る(データ番号も戻る)
Ctrl+Shitf+R:直前のデータ番号へ戻る
Xキー:切り取り
Cキー:コピー
Mキー:複数コピー
Vキー:貼り付け
Delキー:削除
Ctrlを押しながらタイプ変更:データ番号を維持したままタイプを切り替える
・右クリックメニュー
それぞれショートカットキー・「ファイルの出力」部の各ボタンと対応してます。
・データベースには以下の三種類があります。
- | システムDB … ツール開発者(SmokingWOLF)側で設定したDBです。 マップやBGM設定など、ゲームで使われる主情報を登録するために使います。「タイプ内容」の変更は推奨いたしません、ゲームが動作しないことがあります。 |
- | ユーザーDB … 基本的にゲーム中に変化しない情報(装備の攻撃・防御力など)をツール利用者が保存するためのDBです。当然ながら、ツール利用者が全て「タイプ内容」を設定する必要があります。 |
- | 可変DB … HPやMPなどといった、ゲーム中に変化する情報を整理するためのDBです。
ユーザーDBとの違いは、DBの各値をゲーム中に変更できるという点で、 キャラクターのステータスなどを保存するのに非常に便利です。
Cプログラムが分かる人には、構造体と同じといえば分かると思います。 |
【隠しコマンド】
タイプまたはデータの一覧を選択中、以下の入力で新規タイプ、またはデータの挿入・抜き出しが可能です。
・CTRL+Shift+F6 : 新規のタイプまたはデータを挿入する。
・CTRL+Shift+F7 : 選択中のタイプまたはデータを抜き取る。
ただし、この機能を使うと、以降のタイプ・データ番号が全てずれてしまいます。
使用することで、ゲーム全体の整合が取れなくなる可能性が極めて高い機能なので、使用にはくれぐれも注意して下さい。
もう一点、熟練者向けの隠しショートカットがあります。
・CTRL+R : 1つ前に選択していたタイプ・データ番号へ戻る。連続で押すと行ったり来たりする。
→ 他の部分からコピーしてくる場合などに、このショートカットが便利です。
【セーブしたら可変データベースはどう保存されるの? 後からエディター側で【項目】の「変数」と「文字列を切り替えたらどうなる?】
セーブした場合、可変DBは「今のエディターで設定されている内容」で「項目の個数」や「変数/文字列」タイプが保存されます。
1.たとえば「数値・数値・文字列」の項目を持つタイプがある状態でゲームをセーブした後
↓
2.エディターでそのタイプの項目を「数値・数値・数値」に変えたとしても
↓
3.「ロード」された1のセーブデータ内のDBでは「数値・数値・文字列」の項目のままになっているのです!
そのため、公開後のゲームデータの「変数・文字列」を切り替えるのは、絶対に避けてください。
【では「項目」や「タイプ」を後ろに増やすのは安全?】
はい、「セーブされた後に最後尾に【項目】が増える」ことについては、実は問題なく処理されます。
1.たとえば「数値・数値・文字列」が設定されたタイプがある状態でセーブされ
↓
2. その後にエディター側で「数値・数値・文字列・数値」のように4項目めが追加されて1のセーブがロードされたとしても
↓
3. ゲーム側では自動で項目が3つから4つになり、最後に数値が増えたものとしてロードされます。
(ただし最後に増えた「数値」項目はたぶん「DB設定の初期値」になります)。
同様に、「セーブされた後に最後尾に【新たなタイプ】が増える」ことも問題ありません。